10月24日。nitehi worksへ来ました。ちょっと久々。
6月の、
nitehi works5周年記念のmama! milk ライブ以来と思われ。
入り口にはお花がいっぱい。俳優の内藤剛志さんのお花も発見!

今日は、ここでnitehiの渡辺梓さん主演の二人芝居「宮城野」を鑑賞します。
1日2回公演で、10月23日、24日、25日の合計6回の公演のみ。
24日の16時の公演は満員御礼でした。事前予約しておいて良かった!

場内にはやぐらが組まれていました。
上層に技術スタッフ、下層には大きな箏がと琵琶が。

↑の写真を見てもわかる通り、舞台なのに外の光が入る空間です。
開演後も外はまだほの明るく、次第に街並みが夕闇に沈んでゆく過程も
演出に組み込まれているかのような、そんな面白さも感じました。
女郎の「宮城野」と、写楽の偽絵師「矢太郎」の二人芝居。
他にも、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)とインク、水、
油などを使った「ライトペイント」や、
田口音響の無指向性スピーカーを使ったサウンド演出など、
多角的な魅せ方が実にnitehiっぽい。
プライドと義憤の狭間で師匠の写楽を殺めてしまった矢太郎と、
重く惨めな過去を背負いながら、悲しいほど凛として生きてきた
宮城野の、そんな二人の儚くも濃密なやりとり。
それを、ほんの数メートルの距離で目撃する痛快さ。
宮城野が、幼い頃にうっかり交わした自分との約束。
それが彼女自身をこれまで追い詰め、そして鼓舞してきた。
最終的に矢太郎の罪を宮城野が被った?形にはなるけれども、
そこに至るまでのやりとりは、単なる思いやりとか、母性とか、
そんなに甘く穏やかなものではなかった。
「これまでどんな気持ちを背負って生きてきたか、その重さと暗さ」
をぶつけあう、ある種のガチンコの格闘技のような。
宮城野が「あれが好き」と言い切る、その覚悟の深遠さ。
圧倒されて大満足でした。
また二人のやりとりを目撃したくなりました。
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