イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
タンサ違い。



6月28日。文京区の茗荷谷駅から歩いて10分ほどのアカデミー茗台という、
区立中学併設の公共施設にやって来ました。
20140722_1.jpg


都内の炎症性腸疾患の患者会の主催による医療講演会が今日の目的。
特にこの患者会に所属しているわけではありませんが、
ネットで告知を見つけて、参加費無料ということもあり来てみました。


今回の講座の参加者は20名ちょっとぐらい。
自己紹介タイムもありましたが、クローン病より自分と同じ潰瘍性大腸炎の人が
圧倒的に多く、全体の2割ぐらいは患者の親御さんのみの参加だったようです。


今日の先生は管理栄養士さん。
潰瘍性大腸炎・クローン病の人のためのレシピ本も出版している先生。
消化器内科のお医者さんの講演会は複数回聴講していますが、
管理栄養士さんの講演会は初めてなので楽しみにしていました。
20140722_2.jpg


体調の変化を見ながら日々自炊している身としては、興味深い内容の連続で、
かなり細かくメモさせて頂きましたが、印象に残った内容をいくつかご紹介。


【自己管理について】
自己管理とは、以下の3項目。
1. 病気に対応する課題に対処する
 (薬を飲む、運動する、受診する、症状を正確に伝える、食生活を改める、など)
2. 日々の活動を続けるための課題に対処する(雑用、仕事、社会生活など)
3. 慢性疾患がもたらす感情の変化に対処する(病気がもたらす変化-怒り、
 将来への不安、期待や目標の変更、時にはうつなど)



1番目と2番目は当たり前といえばまぁ当たり前ですが、
何より3番目がポイントだと思います。


その時点での症状はなんとかやり過ごせていても、
今後悪化するかもしれないイメージが頭に浮かぶと、必要以上に悲観しがちです。
自分が陥りがちな「考え方のクセ」と「自動思考」による短期的な心の揺らぎを
「自分発信のゴシップ記事のようなもの、テレビのワイドショーのようなもの」
として、やや見下すようなつもりで対処できればと思います。


【体重を測ろう!】
体重は体調を反映する大切な指標 。
体重が少ないことは病気ではない。
体重がどう変化したかが大切。
特別な努力をしないのに体重が減少した場合は、要注意。
短期間の著しい体重の変化は、脱水の可能性大。


体重1kgには、約7000kcalのエネルギーが保有されている。
例えば1ヶ月に体重が2kg減った場合、
2kg x 7000kcal ÷ 30 ≒ 467kcal
1日に約467kcalのエネルギーが入ってこなかったか、
炎症等で消費された可能性がある。



イスチさんの場合、自宅に体重計はありませんが、
病状に合わせて結構変動が激しいので、体重を量る機会があったときには、
必ずメモするようにしています。


2008年をピークにここ数年は減りっぱなしで、20kg以上痩せてしまいましたが、
ここ二年に限って見ると、減少傾向ですが、その中でも細かいアップダウンがあります。
直近では、昨年12月から今年の4月にかけて状態があまりよくありませんでしたが、
それ以降、ちょっと体重が持ち直しています。
4月に新しく追加して貰ったIBS用の薬が相性良かったみたいです。
20140723_1a.gif


あとは、脂肪酸の種類とか、食物繊維と腸内細菌の関係など、
一番興味のある分野の話も詳しくたっぷり聞くことができました。
この辺は2014年の私の書初めテーマですが、
ネット上に広く流通している知見がほとんどなので割愛。
140222_3.jpg


しかしその中でも、「短鎖脂肪酸」というワードは、個人的には初めて聞いたので、
忘れないようにちょっと書き留めておきます。


【短鎖脂肪酸とは?】
腸内細菌が、餌(食物繊維・オリゴ糖などの難消化性糖質)を食べて産生するもの。
短鎖脂肪酸は、粘膜上皮へのエネルギー供給と消化管の蠕動運動、
血液の改善、粘膜の免疫機構の制御を担う。



なんか素晴らしい物質のようです。
プロバイオティクスがっ!とかより、
菌が餌食って粘膜免疫機構最適化!の方が個人的にピンと来ます。


短鎖脂肪酸は具体的には酪酸、プロピオン酸、酢酸などの有機酸で、
便の臭いを構成する物質の一部なのだそうですが、
これらは「やや酸っぱい臭い」だそうで、健康な便のバロメータといえるかもしれません。
ちなみに、パンチの効いたフレーヴァーを生む物質はインドールとかスカトールとか。
悪玉菌が優勢になると便やオナラが臭くなる原因は、
この辺の臭い物質のバランスの変化なんだと思います。


最後に先生から「うんちを観察しましょう」(腸の様子を知る一番の方法)、
「毎日の食事を記録しましょう」(食事と腹部症状と便の状態の関係を知るため)、
という呼びかけで講演会は終了。


この辺もここ数年、特に食事の記録に関しては過剰なくらい実践してきた習慣なので、
改めて肯定して貰って嬉しかったです。


「これが良い。どんどん食べましょう」、「これは避けるべき。とにかく我慢」という
明確な線引きができないからこそ、「この食べ物をこれだけ食べても大丈夫でした」
という、実績に基づいた仮説を立てて、そしてそれを慢心せず疑って、
日々、考えを更新し続けていれば、のらりくらり生きていけるのではないかと思うのです。
スポンサーサイト














管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

カングー

Author:カングー
機嫌よく都合よく。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード