イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
(2012年10月9日:画像追加)
ずっと、気になっていた。



8月18日。ジャックアンドベティ。
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いわさきちひろさんの伝記的映画。
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子供の視覚的な柔らかさ、透明感。
それに対して、「よく観察して、一生懸命描く」という、絵画の王道の方法論で挑むと、
大抵は残念な結果に終わる。グロテスクで、未熟な生き物の写実画になる。
そして、大抵は不貞腐れて陳腐な漫画の方法論に逃げる。


でも、彼女の絵は、どこか達観していた。
子供の輪郭の無い、(大人から見た)あやうい自意識が転写されていた。
それが美しく、恐ろしかった。だから、惹かれた。
だから、このブログでも、こことか、ここで、「よくわからないもの」として引用した。


彼女の絵本作家としての、芸術家としての足跡を辿ったこの映画を観た。
ボロ泣きした。


彼女は、第一次世界大戦終結から第二次世界大戦開戦までの間に青春を過ごした。
比較的裕福で、インテリな家庭で育ったらしい。
絵の才能を伸ばす機会もありつつ、美術学校への進学は両親から猛反対された。
そして望まない見合いを経て、婿を取った。


夫の仕事の都合で、中国の大連へ移住。
しかし、心も体も開けない妻に悩みぬいた夫は自殺。


そこから、彼女の、夢に翻弄される逆風の人生が本格的に始まる。
もがきながら、彼女は自分自身の夢を一生をかけて咀嚼した。
尊くもあり、そしてみっともなかった。


夢を叶えるのは努力じゃない。寝技みたいな怒りと執念。
夢に近づけない自分自身を憎み続けること。
そんなことを感じた。


映画鑑賞後、まったり屋でマッタリ。リッチー君こんにちは。
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豆入りピリ辛カレーを頂きました。
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ちなみに、まったり屋の店主の毎日クマ子さんは、ジャックアンドベティで上映される
映画のチラシマンガを数多く手掛けていて、毎回読むのが楽しみなのです。
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