イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
映画監督、映像ジャーナリスト、映像プロデューサーなど、
4人の男達が見た被災地のドキュメント。



5月4日。ジャックアンドベティに来ました。
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この映画を観ます。「311」というタイトル。東日本大震災のドキュメントもの。
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全編ハンディカメラのみによる映像で、大きなスクリーンに映る映像が常にユラユラ
している感じで、開始前に映画館スタッフの方から、「酔いやすい方は後方席で」
というアナウンスもありましたが、まぁ、、、酔いました(爆)。
でも、緊迫感に満ちた映像は、確かに見逃したくない一瞬の連続。


ネット上のレビューでは賛否両論で、確かに学生の肝試し的なノリもやや感じました。
でも、そう思われてもいい、という覚悟で上映を決めたのだと思います。
もっとカッコいい編集の仕方もあったはずです。しかし、映像の中のおじさん達は、
どこか浮ついています。チョイチョイ軽率です。でも、それでいいと思うのです。
なぜなら、勇気を持って内発的な動機付けに従ったのですから。


「マスコミ」や「有識者」の視点を通さないナマの切り口で、
「俺達の視点」をエサに分厚い議論を生みたい。そんな意図を感じました。


「311」の後は、お隣の「横浜パラダイス会館」へ。
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チャイを頂きます。
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ここで、小手川望さん主催の「川越→釜ヶ崎3.11以降の移住生活について語る会」
に参加しました。こじんまりした会ですが、初対面の人と自己紹介とかも交えつつ、
参加者全員の意見や感想をじっくりシェアする時間もあったりして、
イスチさん的になかなか居心地が良かったのです。
だって、濃い人しか来ないし(爆)。


小手川望さんの会に参加するのは実は2回目。前回は確かこの日でした。


小手川望さんは、ザックリ言うとシングルマザーの演劇制作者です。
震災後、それまで住んでいた川越を離れ、当時小学校2年の娘さんを連れて、
大阪のドヤ街として有名な「釜ヶ崎」に疎開したそうで、
今もその生活が続いて、西成区のNPO法人のフリースペースの運営とかに
関わっているとの事です。


釜ヶ崎に疎開した理由は諸処あるそうですが、
その中のひとつに「原発事故前の自分の考えて無さ、を考えたい」
という理由があったそうです。


関西地区には、「避難ママの会」という集まりがいくつもあり、
旦那さんと意見の齟齬を残したまま子供を連れて関西に来たお母さんも多いそうです。
そんなお母さん方に共通するのは、「水とか食料が安全かどうか」の情報に
やたら詳しいことだそうです。
小手川さんは、それよりも「逃げちゃいけない風潮」に対するアンチテーゼ
みたいな動機付けもあったそうなので、その辺は一歩引いて考えているそうです。


でも、「避難する」という事を選んだ人だけが持つ視点もきっとあるはずで、
それまでの生活を離れて、考える事に専念できる環境なのかもしれません。


そして、小手川さんはママの会のみんなと、何年後か何十年後、
「わざわざ大阪に逃げなくても良かったよね」と言えるようになりたい、と言います。


また、釜ヶ崎という土地には、「原発労働者を輩出してきた」という過去もあります。
下請け、孫請けの労働環境の中で、被爆のリスクの高い作業に従事してきた人が
多く残る地域で、そんな人たちとの対話の中から学ぶ事も多いそうです。


学ぶための疎開、避難してきた人に寄り添う疎開、
そんなスタンスもあるのかと、じんわり感銘を受けました。


こちらは、横浜パラダイス会館の中に置かれていた、
「満州開拓移民引き揚げ娘フィギュア」(笑)。
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そして、「語る会」を終え、川越に向かいます。


Spiritsの11周年記念夜会。JURAのいつもの半個室を貸切です。乾杯!
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学んで、寄り添う。
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