イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
川越スカラ座。ちょっと久しぶりかも。
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今回は、「いせフィルム」という映画会社の和製ドキュメンタリー映画の
2本立て。料金は、それぞれ1000円で入替制。せっかくなんで両方観ました。


館内は結構寒いので、スカラ座備え付けのひざかけ2枚使いで防御。
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予想通り、「キングオブ地味」な映画です。4:3の画角も素人のようつべ動画を
覗き見るような背徳感を伴います。もう、最高です。地味であれはあるほど濡れます。


まずは、「大きな家」。



東京から岩手の山中に移り住んだ家族のドキュメント。


監督の澄川嘉彦さんは、元々はNHKで働いていた方だそうです。
岩手のほぼ真ん中にあるタイマグラの森に家族で移り住んで、
7年もの月日を掛けて、3人の子供達の成長や自然との触れ合いが、
丁寧に描かれています。4:3で。


撮影は、3人の名前のクレジットがありましたが、監督の澄川嘉彦さん
自身の名前もありました。そう、これはもうリアルホームビデオです。


ただ、良かったのが父親がアレコレ説明している画が無いところ。
子供の目線で、野山の中でテンションが上がる事、下がる事が
徹底的に、子供のロジックで語られます。
小室等さんのナレーションも最小限。
だから、観ていて3人の子供達と自然の中で遊んでいる気分になれた。


食い気味にベラベラ喋る長女の皓恵(あきえ)ちゃんは正直ウザかったですが、
長男の太皓(ひろあき)くんが自分が数年前に設置した鳥の巣箱で、
初めてヒナが孵ったのに、巣箱に侵入した2匹のヘビを棒で「コラー」と
叩きつつも、最後には許してあげるところとか、グっときました。
巣箱を開けたときに、2匹のうち、1匹は鳥のヒナで膨らんだお腹だったのに。


次男の立皓(たつあき?)くんの、初めて子供達だけで薪として伐採した樹のそばに、
自分が植えた木の実から芽が出て成長していく過程を指でベタベタ触りながら、
愛おしそうに眺める表情も良かった。この子は、将来立派な樹皮性愛者に
なれそうです。


次に、「風のかたち」。



小児ガン(白血病とか)と戦う子供達、それを支える小児科医の映画。


病院内の映像だけでなく、3人の小児科医で企画運営しているという、
小児ガン患者の為のサマーキャンプの映像も大きく取り上げられ、
バンガロー(?)の大広間の板の間にみんなで輪になって座って、
一人ずつ自分の闘病体験を笑顔で、涙で語る子供達の表情なんかもアリ。


10年もの歳月を掛けて多くの小児ガン患者を撮影してきた為、
「おかあさんになりたい」と言っていた女の子が子供を産んだり
(放射線治療とかで、子供にも副作用の心配がある)、
将来の夢を語ってサマーキャンプに参加した女の子が、その年の
秋に亡くなってしまったりとか、それぞれの子供達のストーリーが、
時間軸で積分されて提示される凄みを感じました。


ただ、、、この映画の中で一番多く出演している、聖路加国際病院の
細谷センセイのお遍路さんの映像は要るか?


あとは、毎週末に実家の山形で父親がやっている病院で地域の子供達の
診察(小児ガンじゃなくて普通の健康な子供達の風邪とか腹痛とかを診る)
の映像とか、チョイチョイ、「オレ様・情熱大陸」臭さを感じます。
とにかく、このセンセイが映画の中で語りすぎ。かっこ良く見せすぎ。
若干、神田正樹っぽいルックスも、見ててイライラします。


こういう「臭み」が、地味系のドキュメンタリー映画の要注意トラップですね。
気をつけましょう。
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