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イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
終始、モノクロの映像。



中村文則さんの銃という本を10月に購入。
文庫本なんて買ったの、何年ぶりだろう。
20190430_51.jpg


現在絶賛沼ハマリ中の崎山蒼志さんが、
歌詞の世界観で影響を受けた本として挙げていたのがきっかけ。
ビレバンのインタビュー記事とか。


「銃」、読み始めたらもう一気に。
息苦しくなるような狭い自意識から溢れ出す禍々しい感情。
「今まで過ごしたくだらない時間に、激しい欲求を感じた」
のくだりは圧巻。



崎山さんの楽曲の中でも人気の高い「heaven」という曲。
中学時代に書いた歌詞に「撃鉄」のワードが出てくる由来は
これか、と納得すると同時に、でも全然違う世界観に昇華
してるよなぁと、改めて感心。


他にも、"She wil"lという曲の、
「左手には傘を持って右手には未来への濡れた地図と苦痛」
「左手を地面へとおろして右手の苦痛を高く上げて叫んで」


という歌詞も、この小説の冒頭の、、、


「うつ伏せに横たわり、左の腕を頭上に力なく伸ばしていた。」
「男の右の腕から少し離れた所に、黒く立体的な影が・・・」


という描写と、なんとなくリンクしているように思われて。


そんな感想を持ったタイミングで、なんと映画化決定の情報が。
なんてタイムリー!(帯にデカデカと書いてあったけど。汗)


というわけで11月29日。
ジャックアンドベティの平日のレイトショーに来ました。
20190430_54.jpg


脚本はかなり原作に忠実。
そのせいか、各シーンが駆け気味な印象もあった。


この記事の冒頭でも書きましたが、映像は終始モノクロ。
最後の最後で色彩が戻り、「赤い液体」を鮮やかに映し出す。
そこまでのすべてのシーンが、それだけを際立たせるための
演出だったんだな、って。


なんか勿体ないな、というのが正直な感想。
キャンパス内の食堂で友人と談笑してるところとか、
話の流れからすればそんなに重要なシーンでは
ないかもしれないけど、もっと映像に没入したかった。


トースト女との濡れ場のシーンは、逆にモノクロが合ってた。
欲望に任せたセックスの白々しさみたいなものも感じられて。
気だるさと丁寧な所作が程よくブレンドした日南響子さんの
日常シーンの演技も良かった。


でも、隣の部屋の子供が持っていたザリガニが蠢くシーン、
苦しむ黒猫を撃つシーンは、もっとグロく描けたのにな、とか。
せっかくのR15映画なんだし。


なんかネガティブなことばっか書いちゃいましたが、
原作読まずにいきなり観た方が良かったかも。
ラストに向けてのハラハラ感とかも違ったはず。


おまけ。
レイトショー上映の前に、ジャックアンドベティ裏手のレトロな
食堂「コトブキ」さんでオムライスを頂きました。うまー。
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