FC2ブログ
イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
無名坂。
20180120_5.jpg


11月24日。連休中日だけど職場所定休日。
東横線の用賀駅から環八を横切り、少し道を間違えつつも
高級住宅街の中を歩くこと30分。レンガ造りの建物に到着。
20180120_1.jpg


建物の壁面には銅製のプレートが。
ここは、仲代達也さんの自宅兼、無名塾の稽古場。
隆巴というのは、1996年に亡くなった仲代さんの奥様の、
脚本家としてのペンネームらしい。


「若きもの 
名もなきもの 
ただひたすら駆けのぼる


ここに青春ありき 
人よんで無名坂


一九七五年始まる 無名塾  
仲代達矢 隆巴」
20180120_2.jpg


今日の目当ては、この場所で行われる、
無名塾稽古場公演「ベルナルダ・アルバの家」。
20180120_3.jpg


1920年代のスペインの小さな村のお屋敷が舞台。
アンダルシア地方の名家で、夫の死により、
8年間の喪に服することになった妻と5人の娘たちを描いた戯曲。
そこに娘たちの祖母や女中などが加わり、総勢10名のキャスト。
全て女性。女性だらけ。娘たちの母が、主人公の「ベルナルダ」。
20180120_6.jpg


青春真っ盛りな娘たちの、村の若い男性に対する好奇心と、
喪のさなか、そうはさせまいと外出さえも禁じる母。
その辺の激しい葛藤具合が物語のメイン。


稽古場公演ということで、客席は限られた数。
ステージを取り囲むように三方の壁にパイプ椅子を並べた配置。
緞帳とか幕みたいなものも無い。舞台袖も無い。


書き割りの背景も無く、ト書きもほとんど無く、
小道具はレトロな椅子と、箒、飲み物のグラス、縫い物の布くらい。
ほぼ、10名の女性たちのセリフのやり取りだけで物語が進行。
まったくストイックで誤魔化しようがない。


そして、役者と観客の距離感が猛烈に小さい。
先に、「舞台袖も無い」と書きましたが、ステージから退場する際は、
観客のパイプ椅子の間を通って、役者が稽古場の外に出ていく感じ。


とにかく10名の役者がグルングルン動きまくる。
ステージ上の役者と、観客の椅子の間に立つ役者が、
それぞれ動き回りながら大声で罵り合ったりする。


という訳で、陰鬱で重い物語のテーマと、
四方八方から現れては消える役者の尋常ではない集中力に対峙し、
1時間ちょっとの公演が終わったら、こちらもなんかグッタリ(笑)。
凄いものを見させていただきました。
スポンサーサイト














管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

カングー

Author:カングー
機嫌よく都合よく。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード