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イスチの減速するブログ
カングースタイル(仮)
7. D.A.N./ SSWB
 「SSWB(配信シングル)」より(2016年)



ひんやりと重い音像。
ゆっくりめのBPMのテクノやミニマルのような、
透明でチクチクした質感なのに生バンドでの演奏という。


ボーカル(兼ギター、シンセ)とベースとドラムの3人構成のバンド。
皆さん1993年生まれだそうです。中高生のとき何聴いてたんでしょうね。


迷いの無い強かな骨格と、ハッとするような肌理の細かい音色。
そこに乗っかる裏声ぎみの男性ボーカル+日本語歌詞。


これだけ聞くと否応無しにフィッシュマンズを思い出すんですが、
ぜんぜん違うアプローチ。エロめで粘っこい内股感。


他の曲も聴いてみたのですが、最初にYoutubeで出会ったこの曲が
一番良かった。サウンドと声の混じり方が一番しっくりする感じ。
日本語の歌詞の乗せ方はイロイロ模索したんだと想像します。
この曲では、ゆったりと大きくウネるメロディだけをシンプルに歌って、
余計な「ラララー」とか、すっぱり省く潔さ。


ボーカルの人の声に音圧的な瞬発力がある感じでは無さそうなので、
ぶっといサウンドに合わせて無理してパーカッシブなフレーズを歌うより、
この曲のように、明確なサビの無いメロディの中で、
甘く印象的なスティールパンの音色を、スキャット代わりみたいに使う
感じが上手く馴染むような気がします。


PVも良いですよね。全体に漂う気だるくLGBTな雰囲気。
ジョージマイケルからこの曲に繋がる流れが今回の一番のお気に入り。


8. 一十三十一/ Flash of Light
 「Ecstasy」より(2017年)



「ひとみとい」と読みます。
なんか図形みたいなアーティスト名ですが、
本名も、「ひとみ」(一十三)さん。


メジャーでのキャリアは結構長いんですよね。最初の印象は、
「意識高いオネーさんがビョーク辺りにインスパイアされた感じ」でした。
デビューは2002年だったみたいですね。まだCDが売れていた時代。


しかし、出産を経てプロデューサーのドリアンさんと組んでからの
ここ数年の作品たちは、アーティストとしてのエゴが程よく抜けて、
なんだか激しく良い感じ。具体的には2012年の「DIVE」以降。


80年代のシティポップのようなサウンドの中で、
ひたすら耳触りの良い可愛らしい声を聴かせてくれるのを、
Youtube越しにこっそり応援していました(をい)。


しかし、今年の新作はザっと試聴した直後に辛坊ならずにCD購入。
同じコンセプトを5年も続けながら、妥協せずに表現を洗練させ続けてきた
情熱と執念に感服。一部の音楽ファンのおじさんしか喜ばないのに(汗)。


この曲は、チャールストンジャズのテイストを取り入れた楽しいアレンジ。
バブル期の杏里さんの雰囲気にも通じるような(バラード除く)。
正直、圧倒的な歌唱力とか、スラっとした容姿とか、神々しい雰囲気とか、
歌詞の言葉選びのハッとする感じとか、
アーティストとして抜きんでたものは特に見当たらないのですが、
ハイレグの水着を着たPVの中のひとみさんは、ひたすら楽しそう。
この日の撮影に合わせてVIOの処理してきたんだろうなぁ、とか。


「欲しいものはいつでも虹の向こうに見えるよ」って、
バブルそのままじゃないですか。
見ているこちらも釣られて楽しくなってしまう。
なんかズルいけど、それもまた良い。
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